ベビ待ち6年 二児の母

いつまで待ってもベビが来てくれないので、自分から迎えに行ったアラフォーパート主婦の記録です

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流産手術その後


「5万円になります」

流産手術後の受付で容赦無い言葉を掛けられました…
正確には、プラス消費税です
ベビを失い、気力を失い、この上お金まで失わなければならないなんて…世の中の不条理を感じずにはいられませんでした

ちなみに、費用は病院によって違いがあるそうです

何種類かお薬をもらい、1週間後の診察の予約をとって、その日は帰りました
全身麻酔後の運転はできないので、夫に迎えに来てもらいました
重い重い空気が車内を包んでいたのを覚えています
私もショックでしたが、夫も負けず劣らずショックを受けていました…

その後、次の診察まで家でゴロゴロしながら過ごしました
医師から安静を勧められたからという理由以上に、動けるような気分では無かったからです
ぐうたら主婦全開で、当時は家族に負担と迷惑を掛けました…

1週間後の診察で異常無しとの診断でした
2回くらい生理を見送ってからの妊娠は問題無い、との事でした

今までがそう簡単に妊娠できない身体だったので、次の妊娠の事を言われても…と強く思いました
喪失感は予想以上に凄まじく、私の様子を見た家族や友人に、かなりの心配を掛けてしまう程でした
何をしていても、もうすでに存在してくれている子供と一緒にいても、常に頭の隅には流産した事がつきまとっていました

しかし、家族や友人が塞ぎがちだった私を連れ出してくれたり、まわりのみんなの力添えもあって、月日が経つうちに段々と気持ちが落ち着いてきました

そしてある時期、流産に終わったとは言え初めて自然妊娠できたのだから、もしかしたら1人目の妊娠で体質が変わっているのかも…?とも考えるようになりました

2人目は絶対的に望んではいけない、と思っていた私達夫婦でしたが、これを期にまたベビ待ちを始めようと決心しました
1人目のように、鬼気迫ったベビ待ちでは無く、失った命がまた戻ってきてくれたらありがたいなぁ…くらいの気持ちで………